2009-09-13から1日間の記事一覧

1Q84 の感想、というよりタチのわるい追想

だいぶ前だけど、村上春樹の新作を読んだ。 これは、人生の一歩を踏み出す話だと思った。 天吾は赤ん坊のときの記憶をうまく処理できないまま、何か宙ぶらりんのままに生きている。職にもついているし、定期的に相性の良い女性とセックスをしているけれど、…

父からの手紙と、息子の実際の労働環境について

僕が一年留年して、やっと職についたとき、父が送ってくれた手紙がある。封筒に折り入れてある。 そのちょっと前から父のブームは書道で、なにか書きたくてたまらなかったのだろうか。毛筆で「社会人たるものこう働くべし」といった内容のことをしたためてあ…

スリランカと池上を結ぶ仏教ラインと、寒天による食感開発について

代々木公園に行ってスリランカフェスを覗いてきた。だいたい予想通りのフェスで、民芸品を眺めたり、屋台でごはんを食べたりした。スリランカ料理は特筆するほどおいしいものではなかったけれど、フェスはなかなか賑わっていた。日曜日の賑わいというのは、…