誰のためのデザイン? 認知科学者のデザイン原論

 ドアノブにせよ電話機にせよ、モノのデザインというのは単純なようでいて奥が深い。デザイナーは何に気をつけるべきなのかを説いた本。
 作成中の機能のUIを考える上で読んでおくかと買ってみた。もはや古典に属するような本なので、残念ながら新しい知見はとくになかった。
 主張は単純明快だ。
 デザインは、ユーザーに使用方法と挙動を想像させなければならず、また、表面上、その期待通りに動かなければならない。
 これがなかなか難しいんだな……。