赤≠Redであれという願望

http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/workshop/author/dhtml/reference/colors/colors.asp
 友人の掲示板での発言からヒントを得た僕はマイクロソフトのColor Tableのページにやってきたのだった。そこによれば、red,blue,purpleとはこういう色だ。


Red Blue Purple


 なるほど、前回に比べてかなりマトモな色になっている。明度・彩度などで若干異なりはするが、少なくとも赤はピンクではない。
 しかし待てよ?このタグでのredっていうのは光の三原色的なredなのではないだろうか?そういうデータ的なredでなく、もっと感覚的なredというものがあるのではないだろうか。日本の赤や青だって別に光の三原色というわけではないのだ。僕が知りたいのは生活のうえで使っていく根源的な色彩感覚なのではないだろうか。そしてそういったページはなかなか見つからないのだった。


 でもまぁ、こんなことは本当に些細な違いであって、別段気にすることはないのかもしれない。インターネットの普及でタグコードであらわされる色が一般になって、赤=Redになるのかもしれない。そう書いているページはあまりにも多い。冷静に考えれば赤=Redになるわけがなく、そこには宿命的な文化人類学的差異が生じるはずなのだが、そんなことにこだわる人はあまりいないようだ。そしてこだわる人がいない以上、実に便利なことに赤はRedであり、color = "#FF0000"なのだ。少しさびしいけれど。


参考リンク:
色見本の館 /Color Guide
http://www.color-guide.com/


これは[英語]カテゴライズでいいんだろうか?なんか違うような気がしないでもない。