ペルソナ4

 完全に感想を忘れていたので、今更書く。
 戦闘のバランスは結構いい感じで、各ダンジョンのボスではちょうど苦戦をするように仕掛けがされている。一度全滅してから、対策をしっかりと立てていかないと勝てないボスがそこそこいる。この緊張感のおかげで、マンネリがかなり緩和された。ボス前にセーブポイントがあるのが、最近のゲームっぽくて助かる。最近の社会人は根性がないから、全滅後にダンジョン1Fからやり直す気力はない。
 ストーリーは「マヨナカテレビの存在に対する謎」「連続殺人未遂犯に対する謎」などを軸に、サスペンス風味に展開する。目的がはっきりしているため、自分で話に参加している感覚をうまく演出できている。3はちょっと受動的すぎたね。
 しかし、ペルソナは3からギャルゲー路線をひた走っている。サブキャラと会話しまくることで好感度をゲットして、サブキャラルートをコンプリートすると強いペルソナをゲットできるというシステムだ。ギャルゲみたいなストーリーはギャルゲで楽しめばいいわけで、RPGではとくに要らないなあとは思うものの、やったほうがシステム上有利になっているため、やらざるを得ない。でもこれが好評なのだろうから、次回作以降も基本路線は変わらないだろうね。
 PS2のゲームなのだけど、細かい小物などが全部ポリゴンで作られていて、手間かかってるなあと感心してしまった。机とか、そのうえの本だとか、細かく作ってある。こういう作りこみは素晴らしい。
 まとめると「細かいサブイベントとか全部なくして、戦闘と主ストーリーに特化すればもっといいゲームなのに」といった感じ。完全に個人の好みの問題だ、これ。