完全に秋

 めくるめくフォーリン秋まっさかりの10月に入ってしまった。秋は好きだ。夏のあふれる精気にあてられずに済む。夏の太陽は敵だが、秋の太陽は友だ。
 査定の結果が出て、クラスがひとつ上がった。給料はビタ一文あがらんだろうと思っていた分、この上昇はフトコロ的には嬉しい。しかしこれは部下を割り当てられたら断れない立場になってしまったわけで、今後いろいろと面倒な事態に追い込まれそうな予感がある。「めんどいから全部僕がなんとかしますよ。休日使って」という解決策で追いつかないような仕事が降ってくることになるだろう……まあ、今でも休日使っても追いついてないわけなんだけど。
 高麗神社なんか行っちゃったから、出世ご利益があったのかもしれない。霊験をなめていた。
 ちなみに、別にそれほど早い出世というわけではなくて、これはまあエスカレーターのようなものなのかもしれない。
 うーん、評価されて嬉しいような、めんどいような。複雑だ。