初物にくらいつけ

 Google Chrome早すぎワロタ。
 まだインストールしてない? いや、してみたほうがいい。あなたがインストールするまで待っていようと思う。
 ……インストールした? じゃあ、日記を再開する。
 新し物好きが多い職場だからなのか、昼ごろには4~5人ほどがインストールしていた。そしてYahoo!のニュースページを見に行っては「早すぎwww」と喝采を上げるのだ。何でYahoo!かというと、みんなそこで時間を潰しているから、速度が一番体感しやすいのだ(普段がそんな仕事っぷりだから今になって修羅場るのだ)。まあ、なんせChromeはまだまだ機能が足りない。機能が増えていくにつれて遅くなっていくことは大いにありうることだろう。
 足りない機能について。まず、マウスジェスチャーがない。これはキツイ。ブックマーク管理もない。だがまあ、これらを愚痴るのはやめておこう。いずれつくかもしれないし、つかないかもしれない。
 やはり目を惹くのはシンプルなUIだ。なんせメニューバーがない。……メニューバーがない! え、ちょっと待って。設定とかどこからやるの? ヘルプは? 機能はどこから探せばいいの? 標準的アプリケーションUIに慣れきった僕らを突き放すがごとくの「ワタシはシンプルなブラウザなのでややこしい設定とかヘルプとかイラナイのデス」宣言である。これにはびっくりした。そしてメニューバーがないだけ、画面が広く使えるのは確かだ。
 画面を広く使えるといえば、最大化も面白い。最大化するとさらに空白を切り詰めて、かなりの表示領域を誇る。FirefoxIEも、「最大化→全画面表示」の工程を経なければ、真の意味での最大化はできない。そこを一段階すっとばしての最大化はエライ。
 アドレスバーと検索バーの合体も面白い。Firefoxのスマートアドレスバーが結構便利で気に入っていたのだ。検索しないでも履歴から探してきてくれれば、大抵のところには行ける。でも、べつにアドレスバーから検索ができてもいいし、検索バーから履歴が見れてもいい。そうか、たしかにふたつがひとつになっていても特に問題はないし、むしろそれがいい。目からウロコだ。
 Googleとしては、こいつはブラウザというよりウェブアプリの基盤とするといっている。やけにシンプルなUIも、そのおかげの表示領域の広さも、いくつかの機能の欠落も、タブごとのプロセス管理も、つまりはそういうことなのだろう。blogなりをブラウジングするのは主眼じゃないのだ。いずれはChrome上でWebアプリのWebブラウザが動くようになるのかもしれない。きっとそのブラウザにはマウスジェスチャとかがあるに違いない。
 一番びっくりしたのは、すべすべしたキレイなGUIだったこと。Googleってそういうデザインはわざとダサくしてるんじゃないかと勘ぐっていたのだけど、今回のGUIはかなりイイ。

 で、実際にメインのブラウザにするかといったら、しない。やっぱマウスジェスチャだけはどうしても欲しい。gdi++が効かないのも痛い。