2007総括!職場

 今年一年、思い出されるのは職場のことばかりだ。
 始まりは炎上だった……が、僕は適度に距離を置いてサポートに回っていたから、たいしたことはなかった。来年の夏は、また燃え盛ると思う。そしてたぶん今度は渦中で戦う必要がある。火の元を生まないよう、細心の注意を払って設計なんなりをしていかねばならないだろう。
 次に成果発表会だ。てきとうなプレゼンをした気がする。なんせ、プレゼン後に自席に戻ったとき、最初にやったのはメモ帳に自主的な反省ポイントをまとめたことだった。来年に生かそうと思う。……だが、評価は悪くなかったのか、ポジションと給料が少し上がった。たぶんインターンに行かされたのがポイント高かったのだろう。あれはこちらとしても悪い経験ではなかった。
 そして組織改変だ。これは僕らのチームについては、ドラスティックに変わった。しかし、今にして振り返ると、制度上はドラスティックに変わったものの、あまり変わりなく働いている。これは「あまり変わらない」のか、「あまり変わらないように思わされている」かで、だいぶ違う。たぶん後者だ。引継ぎのボスが気を使ってくれてるんじゃないかと、僕は思っている。
 炎上が一段落したころから組織改変にかけて、ぽろぽろと退職者が出た。頼りにしていたひと、すごく頼りにしていた人、わりと頼りにしていた人、まあ、あまり関わりがなかった人、えとせとら。年末にも同期がやめてしまった。すぐに慣れていくんだろうなと思えてしまうのが、たまらなく寂しい。
 僕は来るのと帰るのが早くなった。10時くらいに来て、8時半には帰る。この方式には難点がいくつかあって、「午前中に来ると、コンサルからの電話をひとりで片端から受け取る羽目になる(=集中できない)」ことと、「コンサルから仕事を請けてしまうと、終わるまでは帰れない」こと。つまりこの世から電話がなくなれば解決する問題だ。ちょっとタイムマシンを開発してグラハム・ベルを叩き殺してこようと思う。……とか書くと、脅迫罪だかで通報されるんだっけ? 不自由な世界になったものだ。