2007-12-28 エンロン 映画 エンロン破綻までを時系列で追うドキュメンタリー映画。 エンロンのケースで気分が悪くなるのは、「関係者の多くがわかってやっていた」ことだ。役員も、社外取締役も、社員も、会計士も、弁護士も、金融屋も、政治家も、どいつも等しくネジが外れてしまった。 つまりこれは、どこでも起こりうることなのだ。 倫理は社会のためにあるものだから、個人の欲の前では容易く破られる。それを防ぐ手段が監視と罰則でしかないのなら、倫理というものは一体何なのだ? 社会のなかで人間はどうあるべきなのだ? 人間は社会をどうすべきなのだ? その逆は?