つまり食事と排泄は人生なのだ

 少し、痔の話をしたい。食事中の方は読まないほうがいい。まあ、食事中にほぼ谷読んでるような変人は、むしろ食事を続けて欲しい気もする。どっちでもいいや。
 高校の頃から痔気味だったのだが、社会人になって一気に悪化した。たぶん、運動不足が原因にある気がする。あるいは過労による体力の低下かもしれない。とにかく、排便時に血が出ることがめずらしくなくなった。それはまあ仕方ねえなとスルーしていたのだが、最近は血が滴り落ちるようになってきて、モノを出したあとに便器の中を見ると、水が赤く濁るようになった。これは……この事態に慣れてしまうとマズイ。
 なんだかんだで一ヶ月くらい見ぬフリをしていたのだが、ようやく重い腰と痛む尻を上げて、肛門科に行って来たのだ。
 昔の哲学者かなんかが言った話で、「快便であれば全て良し」とかそんなのがあった気がする。ほんとにあるかは知らない。人間なんて物食って出してるだけじゃん、何を気負うところがあるか、と解釈している。となると、満足に出せない僕は人間失格である。さっさと治さねばなるまい。
 痔の笑い話でよくあるのが、きれいな女医に尻穴いじられてアハンウフンという話だが(「いや、ない」とか言わないでくれ)、僕がいったところはお歳を召した男性医だったため、そういう倒錯とは無縁であった。少しだけ残念だ。なんにせよ、遠慮なくほじくりかえしてくれたことに変わりはない。
 痔は「ぢ」と書くのではないかと思っていたが、どうも「じ」が正しく、「ぢ」はメーカーの宣伝広告で使われて広まっただけであるらしい。確かに、「ぢ」ではIMEが変換してくれない。こういう話をゲハ板でやっていたりするから不思議だ。
 しかし、虫歯だ痔だと出費の激しい年末である。スーツも仕立てたし、Wiiも買う予定だし、飲み会やら結婚式二次会やら、僕のキャッシュフローは崖っぷちである。
 僕の肛門も16分の一に圧縮してください とかなんとか、そんなコピペがあったなと懐かしんでみたり。