人という字は日本人

 ダヴィンチ・コードを読みました。
 キリスト教が色んな宗教を否定してのし上がったって話は宗教学の講義で聞いたことがあって、むしろユダヤ教の頃からそーいうもんだろうと思います。経営学的には競合他社との差別化戦略というやつなのでしょうか。まあ、僕の生半可な知識で意義を唱えても恥をかくだけなのかもしれないし、ここではあまり触れません。ダヴィンチ・コードは大学の講義を思い出させる良い感じの本でした。物語の運び方はあんま好みじゃないけど。
 さておき、ダヴィンチ・コードに言わせると本来とかけ離れて男尊女卑ってる現代キリスト教ですが、そういえば英語では人類をMankindとか表現して女性権利運動団体とかに抗議されてますよね。人間もHumanですね。英語なんてたいして古い言葉でもないし、きっとキリスト教の影響が強かったんじゃあねーかと思うんですが、じゃあ、女性の権利がむしろ男性より宗教的に強かった頃は、「人間」とかを「女性を表す名詞」で表現していたんでしょうかね。そこらへん結構気になるところです。
 日本では(土着の)宗教的には割と女性の地位が高かったと聞いた覚えはあるけれど、しかし天皇はなんか男性が贔屓されてるし、やっぱり謎です。聖徳太子の頃から男が権力握っちゃって、色々と変えられちゃったんでしょうか。人間、金と権力を持つとろくなことがないですからね、ホント。だから歴史って嫌い。夢がない。
 人という漢字には男性も女性も感じられなくて、まあそういう意味では穏健な民族性を見せてくれるのかもしれません。中国のお手柄でしょうか。ただねえ、この漢字、もたれかかる人と支える人で権威に弱い日本人って感じで見るたびに複雑なんですよね。本来は立つなり歩くなりしている人間の姿から由来しているはずなのに、キンパチのやつは余計なことを言ったものです。

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46 http://search.yahoo.co.jp/bin/query?p=カーディガンとは&fr=top
 46回もそんなことを調べないでくださいよ。どっかでクイズでも出たの? 「第一問」「カーディガンとは一体なんのことでしょうか?」「FF6のラスダンで出てくる雷に弱い中ボス」「それはガーディアン」「真・女神転生if...で死ぬと取り憑くやつ」「それもガーディアン」
 まあ、カーディガンもガーディアンもあんま変わらんですよね。ね!