優雅な土曜日

 研修の課題についてちょっぴり考えたり、布団に入ったままCD聞き漁ったり。
 ヘッドホンが急に良くなって困るのは、録音状態がわかってしまうことだ。moon.というプレステのゲームのサウンドトラックを持っているのだが、こいつが特に酷かった。このCDはゲームBGMというよりオムニバスというのが正しいCDで、まぁ、色んな人が色んなところで録音したものの寄せ集めCDである。つまり、一曲一曲の特性がまるで違う。やたら綺麗に聴かせてくれるものもあれば、右に左に音を飛ばしまくって聞いてて頭が痛くなるものもあった。フツーのヘッドホンでもブチブチノイズが聞こえる曲すらあって、もはやノイズが味となっているCDなのだが、まさかここまで統一感なく完成度が違うとは。
 何よりショックだったのはドビュッシーの「月の光」がホワイトノイズがかかっていることで、こんな音まで拾わなくていいんだK501! と怒りたくなってしまう出来事であった。一番好きなトラックだったのに、良いヘッドホンも考え物である。

「なー? 考え物だよなー?」
「っていうか耳にあってねーけどな」
 でも、このヘッドホンは視聴用であって、モニター用となるともっと正確に録音状態がわかってしまうらしい。そこまで細かくわかってどーするのだ?