ジョニーは冬コミに行った

 冬コミ行ってきました。
 来年から社会人なら、気軽に行けるのは今年が最後。休みをとってまで行くようなものなのか、今のうちに知っておいたほうがいいと思ってです。

                , -─- .、
        _,/ ,;;    '' \    冬コミだっ…!
        \ \ ,;      ,, ヽ
        ,イ,.へ、 ヽ、         |  長い間…
      ,ノ//-、// ヽ、 ヽ、    ;!  オレはこのコミケに行く
      ノ i/、.7/ r‐ 、| |ヽ、 @ 、./    ってやつが苦手だった
.   /   lし'/. ヽ。 ル' ∠=、ゝ、!   なんか…
 /   ,.H'´ 〜 r   く・-イ┘ `   自分がオタクであることを認める
 ‐r‐''"´ :|.! u r= 、 `   〈 r'´       気がして……
. │    |! ,. `ヾミ: 、 Yゝ
  ト、   ::\  ' ,   `''<._      しかし…… もうそんな…
.   ヽ\ :::::::\  '  ,  /      ひっかかり… こだわりからも
    \ヽ、 ::/,> 、 /\       飛び立たなきゃいけない…
l|  .;:  \'V/  |l`´ \ \
.!|     //!;リ|`\ ||  ;:   \冫、    いけないんだ…!

 カタログなども持たずに、ほぼ身一つだけで行ってまいりました。 なんせ地図もない、目的もない、案内人もない、やる気もない、ついでに傘もない、はじめてのコミケだったのです。経験者が見ると歯がゆいところもあるでしょうが、抑えてください。
 行列のなくなるという正午過ぎに到着するよう、昼飯を食べてから出発。国際展示場の駅につくと、電車内全員がいっせいにホームに出て行く。目の前のとらのあなトートバックのおにーちゃんも、40過ぎたおばはんも、みんな立ち上がるのである。けっこう呑気してた僕も、車内が一瞬熱気に包まれたかのように感じる雰囲気にはビビった。
 その国際展示場の駅内には垂れ幕が吊り下げられ、ポスターなどが貼ってあるのだが、これらは全部二次元美少女系アニメの宣伝になっていた。何か、すごくギャップを感じ始める。僕は客層と食い違っているのではないかという不安。
 会場までの道、メイドさんがチラシを配っているのを見て眩暈がしてくる。会場内の飲食物販売ブースでもメイドさんコスチューム。うーむ。ううむ。とりあえず唸っておく。唸りながら人に揉まれて、西地区に到着する。
 一応ひぐらし解だけでも買っておこうかなと会場を歩き倒しても、売っている場所が最後までわからなかったり、実際に場所までは行ったのに、気がつかなかったり。どうせたどり着いても売り切れてたから意味なかったり。「西」「あ」しか覚えずに行ったのが完全な間違いでした。
 西地区をざっと眺めて、コスプレ広場の芋洗いっぷりに退散し、企業ブースをざっと眺めて、東地区を眺めて、眺めるだけで終わってしまいました。人が多かったなぁ、わりと想像通りの光景だったなぁ、とか、そんなありていな感想しか出てきません。ビックサイトでの就職説明会とたいして変わらないともいえます。歩く人がオタクになって、量が二倍ほどに増えて、ちらほらとコスプレした人が歩いているくらい。想像の範疇で、それを見ること自体はさほど面白いものではないです。
 きっと、並べてある本を片っ端から立ち読みしてみるとか、とにかく○○を買うんだっ!と朝から並んでみるとか、オタク友人と発掘競争をしてみるとか、レイヤーさんを写真に収めつづけるとか、そういう能動的な参加をすれば楽しいのだと思います。観光のようにひとりで「楽しませてもらいに行くか」というノリで行くとただ疲れるだけに終わりますね。デジカメ持って行ったけど、撮りたいシーンなし。目より行動の場でした。
 帰りの国際展示場駅は長蛇の列ができてました……朝に来れば列がある、昼に来れば帰りは並ぶ、とかくコミケは動きにくい。