大学在籍中に何冊本を読んだか

 カウントしてみれば、166冊だった。そしてもう少し思い出してみれば、すぐに10冊ぐらいは増えた。きっともうちょっと思い出せるはずだ。だからたぶん、大学時代に僕が読んだ本の総計は200冊程度だろう。非自発的に読んだテキスト類は省いてあるから、この数字は僕の趣味やら暇つぶしやら見栄やらで読んだものだ。在籍日数で割るとだいたい8日に一冊のスピードで読んでいたことになる。
 大学の生協に行くと、「読書マラソン」なんてのがある。ペンネームで生協に登録し、買った本について感想を所定のカードに書いて提出する、すると次の本が3割引ぐらいで買える。そしてまた感想を書く。このサイクルで大学在籍中に100冊読もう!と呼びかけるのが「読書マラソン」だ。本は平積みされ、表紙に公開された感想が付される。本の感想を眺めるのはすごく楽しいし、思わず手にとってレジに乗っていきたくもなる。
 よくよく考えてみれば、読書100冊にどのような効用があるのかサッパリわからない。それに、いくら3割引でも本を100冊も買ったらかかるお金も馬鹿にならない。でも、よくわからないなりに惹かれてしまう催し物である。生協に行く度に感想を眺めてしまう僕である。ただ、読むものは図書館に溢れているわけで、わざわざ買うのもなぁ、しかし参加したいなあ・・・
 そういった鬱憤を晴らすためってのが、読書をカウントしてみた理由だ。200冊ってのはライトノベルが60冊くらいと、村上春樹が20数冊だから、内実たいしたものではないんだけれども、一応100冊は達成していたらしい。すこし嬉しい。どうだ生協、参ったか。
 世の中には一ヶ月に10数冊をコンスタントに記録し続けているサイトもある。どうやって読む時間を作っているんだろう(速読かな)?どこにそんな置き場所があるんだろう(古本に売り払っているのかな)?
 頑張って、300冊を目指そうかな。