「フルメタル・ジャケット」

 87年。監督:スタンリー・キューブリックキューブリックといえば「2001年宇宙の旅」だが、これは僕が小学生の頃テレビでやっていて、思いっきり寝てしまった記憶がある。そのせいで幼い僕は「キューブリック=眠い」というゆるぎない方程式を確立させてしまったのである。しかしまぁ、実際には「シャイニング」とか、この「フルメタルジャケット」とか、荒木飛呂彦ファン*1が楽しめるような作品を送り出す愉快なおっちゃんなのであった。僕が見てないだけできっと他の作品も面白いのだろう。
 FMJという映画はB級戦争映画である。レンタルビデオの背に書いてある分類でも、『B戦争』と打たれている。新米どもが訓練基地でいびられて海兵隊となり、ベトナムでドンパチやって殺したり殺されたりする、聞いただけでなんとなく内容が想像つく映画だ。映画史において何か特別な存在であるわけでもない。しかし、この作品は一点において異彩を放っているのだ!それが今日まで語り継がれ2ちゃんねるでコピペに使われ僕が夏休みに借りてくるだけのパワーを生み出している。それは台詞である。口汚いという表現をはるかにぶっちぎった、日本語で形容不可能なfuckin shitty wordsなのである。
 長々と口上を並べてきたが、僕には説明できる自信がないので詳細は以下のサイトに任せてしまう。よくできたサイトです。http://www.hcn.zaq.ne.jp/ganso/neta/sergeant01.htm *2

キーワード:ハートマン軍曹

*1:荒木飛呂彦キューブリック監督作品のパロディを漫画の中で行っている。つーか宇宙の旅も話題に出しているが・・・

*2:ここを見ると字幕が相当の名訳であることがわかるね。