【今日のケニヤ】

「蚊」という生き物がいる。


彼女らは僕にぞっこんLOVEのようで、
既にこの六月の時点で、一日15箇所刺されるという記録を立ててしまった。


蚊は絶滅させるべきだというのは僕の大真面目な持論で、
たぶん今までのメールにも書いたことがあるかもしれない。
絶滅させられなくてもせめて数を減らすべきだ。
日本はとかく蚊が多すぎる。


「蚊 生態系」で検索してみると
上位に並ぶのは「(外来の)蚊が(マラリア等を運んで)生態系を壊す」とか
「自然の水生生態系では蚊は殆ど発生しない(メダカがボウフラを食べる)」とか
蚊への明らかに批判的な意見が並んでいる。
「衛生害虫」とまでハッキリと書き切っているところもある。


案外大多数の人が「蚊うぜー。蚊死ねー。」と強く思いながら
夏を過ごしているのではなかろうか。


政府は社会保障に公衆衛生を挙げているのだし、
さっさと蚊の撲滅に乗り出すべきである。


武蔵の生物の授業だったと思うけど、
沖縄だったかで外来のラセンウジバエを本当に一匹残らず
絶滅させたという、実例の実験があったはずである。
たしか放射線不妊処理をしたオスを放ちまくったというアレである。


ひとつの島と日本の国土では範囲が違うので
同じ方法をとるわけにも行かないが、
人間やればできるのである。もうやっているのだ。


僕が消えろといいたいのはヤブ蚊だとかイエ蚊だとか、
そういう人類の貴重な血を盗もうと企む不届きな奴らだけである。
別に果物だとか蜜だとかを吸ってる奴は残ってもいい。


だいたい、今までに人間が絶滅させてきた虫がどれだけいるというのだ。
一万二万じゃきかないんじゃないのか?
いまさらこの数種類を絶滅させたところで何の問題があるものか。


人間は自分の敵にいくらでも酷いことをやってきた歴史があるし、
今現在だってその歴史を重ねて厚くさせているわけだ。
それがなんで蚊にはこうも穏健なんだろう?


ベープも蚊取り線香も蚊帳も、どれもこれも
「寄ってこないでくれ」というあくまで防衛の道具である。
生ぬるい。そんなんだから蚊がつけあがるのだ。
「ハエ叩き」とか、ただうるさくて不衛生なだけのハエには
妙に攻撃的なくせに、なんで蚊抹殺に有効な道具がないんだ?
蚊と人類にはなんか条約でも結ばれているのか?


まずね、蚊がいそうな池だとかを持ってる神社、寺、公園、その他に、
池の管理義務を課すのね。
メダカでもヤゴでもタガメでもいいけど、
とにかくボウフラを食って食って食いまくるボウフラの天敵を配置させる。
それとアマガエルな。こいつは成虫も食う。


ついで蚊ホイホイ、もしくは蚊とり紙を作る。
蚊は二酸化炭素濃度を感知して方向を定め、
近距離では汗だとかに含まれる乳酸の匂いでロックオンするらしい。
そこでこの匂いを発する粘着シートを足元の壁だのに貼ると、
憎きあの糞虫どもがヒョイヒョイと飛んできては
「へい兄貴、いい塩梅の皮膚ですぜ」とばかりにホイホイなわけだ!
ざまあみろ。
製薬会社はゴキジェットだとか作ってないでさっさとこれを作れ。
大量生産しろ。東インドのごとく。




と、ここまで書いてきて
フト検索をチョコチョコとかけてみれば
同じような考えのあることあること、
考えることは人類皆同じって感じらしい。


http://www.englishrobin.net/index.php?option=content&task=view&id=38&Itemid=53
http://www5.big.or.jp/~hellcat/news/0404/26a.html


とにかく蚊は一刻も早く地上から姿を消すべきである。


それがマラリアに免疫のない希少種のためであり、
マラリアに苛まされる発展途上国の人々のためだり、
なによりも、この僕のためである。