シロガネーゼ「城がねーぜ」

禅の世界にようこそ

 文化財ウィークだ、瑞聖寺にいこう!という。
 どうせなのでと、ついでに国立科学博物館附属自然教育園に行く。都内にこんな自然があるとは知らなかった。木漏れ日あり、せせらぎあり、湿地あり。職場からそれなりに近いので、盛大にサボリたいときはいいかもしれない。おまけにこの日は無料だった。
 中国茶でイタリアンをたのしむという、不思議な店で昼食。入り口は和風も混ざって、さらに不思議だった。でてきた料理はなかなか美味しかった。パスタのアスパラがくきくきとおいしかったような。
 少し遅れて瑞聖寺に到着。堂内で解説がすでに始まっていた。薩摩藩ゆかりの寺であるだとか、禅寺としての一番のポイントは床の45度回転正方形の敷石だとか。そうか、敷石に注目したことはなかった。禅寺らしく(?)、枯山水のようなものがあった。ただ、岩はなくて敷石が縦一列に並べられている。これはどう見立てるんだろう? 縦一列だけがむしろ広がりを見せているような、中央が規則性を乱しているような、むしろそこだけが正しいような。これが禅か!