近況 〜ここ最近の仕事振りについて〜

 長いこと、日記を書いていない。もはやこれは日記ではない。だけどまあ、それでもいいじゃん。だってこれは僕が楽しいから書くのだ。そういうスタンスでいくことに決めた。
 前回がいわゆる「仕事が忙しいよー」っていう不幸自慢だったので、少しだけ僕のことを同情してくれた善良な人もいたかもしれない。ありがとう。今の僕はいたって健康で、仕事も11時前に出社して23時半に帰るようになって、だいぶ楽になった。出社と退社が30分ずつ切り詰められたわけだ。これで人生に潤いが出てくるというものだ。
 ……そうかな?
 先週と今週、僕は仕事でカタログという名前の仕様書を書いていた。これから作るって予定のソフトに、どんな機能が必要で、それがいつまでに作られているべきなのかってことを長々と書き連ねていたのだ。こういう文書ってあまり読みたいものじゃあない。退屈で眠くて、結局頭に残らないからだ。そこで、僕はこの仕様書に「ミソカワさん物語」を追加した。
 経理のミソカワさんがいかに味噌を愛しているのか、そして彼がいかに源泉税を国に納めているのかを2ページにまとめたのだ。彼はお雑煮にだって味噌を入れるような味噌ジャンキーで、もちろん架空の人物だ。これでまあ、面白いかどうかはともかくとして、退屈しない仕様書になったと思う。幸いなことに、僕の勤めてる会社はこういうことを笑って済ませてくれる雰囲気がある。表面上は学生社会なのだ。(もちろん、腹の中がシビアな人だけが出世する)
 近況はそんな感じだ。ひとつの大きな機能を丸ごと任せられたので、モチベーションはわりと出てきた。それに、独立した機能というのは情報操作が容易なので、自分の工数をチョロまかしてサボることだってできるかもしれない。せいぜい、大変さを強調して自分がいかに仕事しているかを喧伝するとしよう。(そういうことができる人だけが出世する。僕はどうかな?)