Joel on software
- 作者: Joel Spolsky,青木靖
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2005/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 18人 クリック: 371回
- この商品を含むブログ (451件) を見る
わかりやすい言葉で、ユーモアを持って、断言する。読んでいて気持ちいいのはそのせいだろうか。ああ、「だろうか」なんて使っちゃったよ!
この本の中身の9割はネットで読めるので、電車だとかバスだとか風呂の中だとかで読みたい人以外は、Google先生に「Joel」とお伺いを立てればいいんじゃないかな。うん、わかってるよ。どうせ実際には検索なんてしないんだろう? 僕が替わりにやってあげよう。
そうそう、この日記の文体も、冒頭で書いた「ミソカワさん物語」も、全部この本の影響だ。僕はいっつも本に影響を受けるのだ。まあ、今はそれでいいんじゃない? 三十路になったらどうなるか知らないけど。
じゃあね。またいつか。
追記
今、僕は軽く「三十路になったら」と書いたが、これはあまりにも直線的な考え方だった。「4年前のあのときは違うよ」とか言う奴もいるが、基本的に人間というのはそう替わりはしないものだ。少なくとも、僕に関してはそうだ。
性格というのは理性というより感情だと思う。……感情は成長しないし、突発的なイベントが無い限りは周期的なムラがある。自然のサイクルが回っているのが感情のありかたで、きっと性格もそういうものだと僕は考えている。
三十路になったからといって、僕が誰かと替わるわけではなく、僕の人間性はやはり円を描いたまま回り続けるのだろう。中心点をずらしていくことはできるのかもしれないが、しかし円弧上の僕が期待される折れ線グラフ(4年後の自分は人格者に順調に成長して人格者になっているに違いないという予測、もとい願望)上に存在している確証はまるでないのだ。