ジョジョを読み返す

 職場にジョジョを持ち込んでいるのです。どうせならと持ち込む前に読み返してみたのですが、思いのほかこれが面白い。とくに評価を改めたのが第五部。第五部のキャラの立ちっぷりは凄い。キャラが自発的に動いているようにしか見えない。
 むしろキャラが勝手に動いてしまっているからこそ、主人公とボスが他のキャラに食われまくっちゃったんだろうなと思う。主人公とボスは作者が多少意図的に設定して、多少意図的に動かさなければならないからだ。両者ともただの脇役だったはずのブチャラティに完全に呑まれてしまっている。ジョルノは好きだけどね。
 最近SBRをまとめ買いしたのだけど、これも良いね。単行本じゃないけど、今月号の展開も焦燥感と緊迫感が張り詰めていて実に良い。主人公の成長を要求する話というのはいつだって良いものなのだ。