やる気ない更新

 最近どーにもやる気が出ないので、ついついこんな本を買ってしまう。

生きることも死ぬこともイヤな人のための本

生きることも死ぬこともイヤな人のための本

 昼飯を食べに行くついでに、本屋でなんぞか軽めの本でも買いたいナーと覗いてみたら、なんとなく手にとってしまったのである。中身は妄想対話式(著者が自分に都合の良いキャラクターを創作し、そいつと対談することで自分の主張のみを伝えると言う卑怯極まりない方式)であり、さくさくと読めるところが気に入った。
 内容は「死にたくないよ」という至極当然なことのみが書かれており、この筆者によれば、世のものどもはそんなことに気づかずに生きているそうである。目をそらしているそうである。どうせ死ぬのだから、思いっきり目をそらして死にたいなあと個人的には思った。
 しかし還暦近い著者が死に対して怯えているようでは、「歳が全てを解決してくれるのではないか」という希望が失われてしまうということで、非常に怖い本であるなあ。