現状認識と音楽への逃避について

 はっきり言ってピンチである。研修で出される課題はことごとく遅れていっているし、それに対して僕の頭が少しは成長したかといえば、研修前から相対的に何も変わらず全くのウスラボンクラ第一号といった按配なのである。
 社会人になって、やっぱりというか、案の定というか、だろうとは思ってたけどね、時間がないのが非常に厳しい。働かざるもの食うべからずなので別に働くのは構わないわけだが、展覧会などを平日昼間に見ることもできないし、京都で三日掛かりで3000本の鳥居を全部チェックすることもできないだろう。なんというか、やれることの範囲が一気に狭まってしまった。
 「選択と集中」というのは経営学の初歩の初歩だけど、社会人に必要なのはまさにそれなのではなかろーかと、研修始まって一ヵ月半でようやくわかってきた次第なのです。