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ケニヤです。
あー、Depressionウェーブですか。
また対処のしようがない電波を受信してますね。
僕のところへは最近出力が弱くて助かってます。
人に会うとアンテナ立ちますね、アレ。
会わなくなると、それはそれでセンシティブになるけど。
こっちはリア王とかを読んでます。
新たなモグリ先であるところの英文学講義で
シェークスピア担当の先生が
「四大悲劇で一番痛切なのがこれ」
とオススメするのがリア王。
僕は自慢じゃありませんが
シェークスピアなんて「ヴェニスの商人」しか読んでませんよ!
なんでそれ読んだかって、ジョジョの中でチラリと触れられてるからだし。
よし、では読んでみるかと言う前にリア王のあらすじを。
年取ってもうろくし始めた王様が
可愛がってた末っ子と親子の縁を切ったのが悲運の始まり、
家督を継いだ二人の姉とかその他が仕組んだもろもろの計略により
根のいい人はことごとく坂道を転がり落ちて何の救いも無いまま死ぬ、
こんな話を何で書くかなー?というお話。
「どん底といえるうちはどん底でない」といった旨のセリフがあり、
国語表現としても人生の含蓄としても、
少し考えさせられるところがありました。
一番不幸なのは、
自分がなすすべもなく落ちていく状態を認識しつつ、
どこまで落ちていくのかすらわからない状態なのかもしれない。
シェークスピアもなかなか捨てたもんじゃないです。
話のパターンが掘り返しされつくされても、
依然としてまだ光るところがある。
偉大なんですね、ほんとに。