たまには人生について考える

 研修三日目。フィードバックの日。
 二日目までのグループワークを通して、メンバー相互で各自の問題点を指摘しあうというもの。僕の指摘された最大の問題点は「熱くなりすぎて周りが見えていない」。その通り、周りが見えていないので他メンバへの指摘もヌルさを極めておりました。
 何も考えずに突進しないと動けないところがある。少しでも考え始めると、あーでもないこーでもないと思考がループを始める。そうなるとフットワークが途端に重くなる。だから僕は 1、思い立ったら行動する 2、迷いがあるなら行動せずに寝て忘れる といった即時即断即諦即寝の無為な大学生活を送ってきたのであった。
 ただ、このパターンだと長期的な視野がまったく、まっっったく持てない。1年後くらいにやっと失敗に気づくこともしばしばだった。持ち味にするには人生設計として問題があるなと今この瞬間やっと思いました。遅いよ。思いつきで川渡ったりしてる場合じゃないよ。
 よくある、「5年後の自分をイメージしろ」とか、まるで想像もつきません。長期的な理想を持ってないな。5年後にどうなってようと50年後にゃ死ぬな、とか。死ぬときどうしようかな、とか思いますが。案外、明日くらいにあっさり死ぬかもしれない。
 いかん、不真面目な態度かもしれない。
 でもさ、5年後に「俺はバリバリのコンサルになっていて、もはや部下を育成しているのだ」とか、そういう強気なイメージを抱けて、それに向かって努力できる人ってすごいよね。
 自分の向かう道を確定させてしまうと、今までのあっちフラフラこっちグーグーのクラゲ生活ができなくなってしまう。そういうモラトリアムを失いたくなくて、僕はイメージができないのかもしれない。
 これで「イカン!」と自分を直したいかといえば、うーーむ…… 今の自分もそこまで嫌いなわけではない……