NTTにようこそ!

 ♪旅人に尋ねてみた どこまで調べるのかと いつになれば終えるのかと
 ♪旅人は答えた 終わりなどはないさ 終わらせることはできるけど
 ♪そう じゃあ お気をつけてと
 

 終わらせることもできない状態です、ごめんなさい。論文のことです。
 早稲田の文学部は今年の講義は今日一回のみらしく、2回あると勝手に思い込んで定期券を買ってしまった自分の浅はかさに涙する金曜日の朝でございます。モグリの「日本語をみがくIIB」、一年間お世話になりました。日記に活かそうとは思いつつも、惰性でダラダラと書いてしまうことが多く、自らの力不足にあとからゲンナリしてしまいます。練習あるのみですね。
 教上課題で「アゲハ蝶」分析に自分が書いたものがチラリと(ほんとにチラリと)取り上げられた。これで年間2回目。商学部生にとっては悪くないスコアだったかも。
 そんな自己満足を抱えながら、昼からは大学図書館で論文の調べもの。というより、調べもののための調べもの。過去20年の上場企業の株価・財務データの記載された書物が、何処にあって、どうすれば閲覧できるのか。早稲田は文献が散らばっていてよくわからない。
 データベースのEOLで1992年までは調べられる。しかし、1992年以前となると書物に頼るしかない。会社四季報が何十年かぶんくらいはとりおきされているかな…?と期待していたのだけど、ここ数年程度、しかも学生読書室取り扱いという体たらく。しかも経済学部。おいおい、商学部なにやってんの。気を取り直して、それに似たものが保管されてないか、地下研究書庫探検に再び乗り出してみた。
 あいかわらずの緑と赤の照明がギラギラと照らす廊下。低い天井。狭く押し込めらた古めかしく厚い本の群れ。経済の書棚と書棚の間に入り込み、上から下まで目を走らせる。ない。統計の書棚の前に立つ。全部英文。論外。背骨を曲げながら通路に抜け出て、落ち着きない足運び、目に付いた本などをぱらぱらとめくっては戻すことを繰り返す。
 なだいなだ「民族という名の宗教」を読む。2時間経過。
 ……! なにやってんだ、いかんいかん。いくら対話方式で読みやすくても、そんな関係ない文庫を読みに来たわけではない。2時間たった後に思うことじゃないけど。
 結局レファレンスカウンターで調べ方を聞いて、産研書庫なる分館にある有価証券報告書にあたることにした。紹介状が必要なうえに、閉まるのが早い。午後5時をまわっていたため、明日訪問することにする。
 帰りにAVルームを一度くらい使ってみるかと足を向けてみれば、映像コーナーは埋まっていて順番待ちなのだった。試験が近い割りに暇人が多いものである。こんど午前中に来て見よう。そしてDVDで洋画をみるのだ。
 ところでタイトルのNTTですが、「NIPPON TOSYOKAN T...Tなんじゃらほい?」です。今思いましたが、早稲田の図書館なので最初がNなのはおかしいです。おかしいですよ!