【今日のケニヤ】

2限からの授業だったものの、
電車の微妙な遅れもあって、1分遅れで教室に到着。


徒歩25分の馬場?文学部キャンパスを
14分に短縮して駆け抜けたこともあり、
汗もじわじわと服にしみこみ、気分は最悪。


しかし先生より先には着いたな、やれやれ、
と安心していると


……
………
25分経過。


休講成立。



お 俺の走りは何のために。


ガックリしながら、
戸山公園で一眠りしようと歩き出します。
(戸山公園は文学部キャンパスから近い)


    〈イメージ図〉
本キャン----文キャン
           |
         戸山公園 


さて、戸山公園についてみると、なにやら元気な声が。
野太い男どもの声と甲高いガキどもの声です。
見よ、上半身裸の野郎どもがサッカーをしております。
見よ、小学校低学年がぞろぞろとサッカーをしております。


局地的公園サッカーブーム到来!


おい!
戸山公園はこうじゃないだろ!
昼に来ると誰もいなくて、ひとり斜面に寝そべるところだろ!
静けさに負けて独り言を言っちゃうところだろ!
パンを食べてもひとり、だろ!
俺の戸山公園に何をするんだぁーッ!
かえれよ!
ユアホームにお帰りなさいよ!


と叫びたいのをこらえて、
奥へ奥へと進めど、なぜか人が多い。
人が少ないところはホームレスのダンボールがある。


時とともに場所は変わっていくんですね……
ひとつとして同じ場所はないんですね……
ああ、さよなら、僕の戸山公園。



ヤケになって本キャンのベンチの上で寝た。
どうしても日差しの下で寝たかったのだ。


日差しはみんなのものだけど、
僕は僕の場所が欲しい。
月の土地でも買って、そこで一人で眠りたい(昼時に)。